「JPNAP大阪」の現況について

インターネットマルチフィード株式会社

「JPNAP大阪」の現況について
~ トラフィックが 1 ギガビットを突破、関西エリアを代表する本格商用IXへ ~

インターネットマルチフィード株式会社(略称:MFEED、本社:東京都千代田区、代表取締役社長:鈴木幸一)では、関西エリア初のギガビットクラス商用IX (Internet eXchange)「JPNAP大阪」を昨年 1月より提供してまいりましたが、接続ネットワーク数が10を超え、トラフィック[1]も1ギガ (Gbps)を突破して、1.8 Gbpsに達する等、実質的にも関西エリアを代表するナショナルクラスの商用IXとして本格的に動き出しています。

昨今、アクセス網のブロードバンド化が急速に進展し、加速度的に増大するインターネットのトラフィックが東京エリアに一極集中することへの対策機運が高まりつつあるなか、MFEEDは、エヌ・ティ・ティ・スマートコネクト株式会社(略称:NTT-SmC、本社:大阪市北区、代表取締役社長:伊藤彰敏)[2]の協力により、大阪市堂島のNTTテレパーク堂島第1ビルおよび第3ビルにおいて、ギガビットクラスのトラフィック交換を実現する商用IXの運用を進めてきました。

JPNAP大阪では、ピア・ツー・ピア型の通信やブロードバンドの進展により増大する西日本エリア相互間のトラフィックを効率良く交換できるIXとしてご利用をいただいているほか、東京エリアにおいて提供しているJPNAPと相互に接続することにより、近年、急速に顕在化しつつある「危機管理意識の高まりによる冗長構成」、「トラフィック東京一極集中対策としての負荷分散」、「通信経路の最適化を図るホットポテトルーティング[3]等の採用による品質向上・コスト削減」等のニーズにもお応えしています。

現在、JPNAP大阪では、関西エリアを代表するCATV事業者やコンテンツホルダー、全国型のISP・ブロードバンド事業者といった様々なお客様に実際にご利用いただいています。 具体的には、AS112 Server、IIJ、InfoSphere、JENS SpinNet、NTT-SmC、OCN、Powered Internet、ZAQ、愛媛CATVインターネット接続サービス、ソフトバンクBBの10社が接続を完了し、サービスをご利用いただいているほか、今後、@nifty/FENICS、BIGLOBE、InterVia/DreamNet、WAKWAK/XePhionが接続を予定しています。

MFEEDでは、今後もインターネットの発展、社会的インフラとしての信頼性向上に寄与するサービスの提供に先駆的に取り組んでいきます。

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[本件に関するお問い合わせ先]
インターネットマルチフィード株式会社 営業担当
 電話: 03-3282-1030
 FAX: 03-3282-1020
E-mail: info@mfeed.co.jp
URL: http://www.mfeed.co.jp/


  1. ピーク時における交換トラフィックが本年 4月、1.8 Gbpsを超えました。

  2. エヌ・ティ・ティ・スマートコネクト株式会社 (NTT-SmC)
    2000年 3月より、NTT西日本 100%出資のIP系事業会社として、大阪・東京・名古屋・神戸・広島・福岡の6つのデータセンターにて、ハウジングからホスティング、ストリーム、運用など情報流通のプラットフォームとなる統合型データセンターサービスを提供しています。
    ホームページ URL: http://www.nttsmc.com/

  3. ホットポテトルーティング (Hot potato routing)
    複数の相互接続点を持つ 2つのネットワークが、相手のネットワークに渡すトラフィックを自らのネットワークに接続された最も距離の近い接続点で交換する方式。
    一般的には、closest exit routingと言われ、最も距離の近い接続点を選択してトラフィックを交換するため、結果として最適の配信となることが期待できる。